Infra Study 2nd #3「いまさら聞けないIPv6ネットワーク」に参加した
7/14に開催された、Infra Study 2nd #3「いまさら聞けないIPv6ネットワーク」に参加したのでログを残す。
2回目ですが、この勉強会は雰囲気がとても良いですね。
「いまさら聞けないIPv6ネットワーク」
講師は小川 晃通 氏。
※は自分のコメント。
IPv6の利用は増えている
IPv6の利用は昨今で急激に増加している
企業LANだとIPv4 onlyが多い。
IPv6とは
企業のIPv6対応について
一般的な企業では社内ネットワークをIPv4のプライベートIPアドレスで構成し、インターネットに出る際にはNATを使用するパターンが多い。
しかし、IPv6ではプライベートIPアドレスに相当するものがないため、同様の構成をとることが難しい。IPv6にはULA(Unique Local Address)と呼ばれる、インターネットでは使用できないが、内部で使用できるアドレスが存在する。
しかし、これはNATを介した通信を想定しているものではないため、インターネットに繋ぐのであれば、結局はグローバルIPアドレスを割り振る必要がある。- 普通に抵抗感があるが、IFTFとしては「ファイアウォールの設定すればええやん」のスタンス。
現在ではIaaSクラウドが主流となっており、クラウドサービスがネットワーク設定も請け負っているため、IPv6への以降も意外とスムーズに進むかもしれない。
- ULAは必要か?という質問については、GUA(Global Unicast Address)はIPアドレスが変わる可能性があるため、静的に設定しておきたいIPアドレス(プリンタ等)についてはULAを使用した方が良い。
ただし、その場合GUAとULAの2つのIPアドレスが存在することになるので、管理者にとっては悩みどころ。
感想
IPv6はテキストで読んだ程度であったが、インターネット利用者の半分近くまで使用されているという事実に衝撃を受けた。
今後もインターネット上においてIPv4→IPv6への移行は進むと思う。
しかし、社内ネットワークについてはベストプラクティスが確立されていないことから、移行まではまだまだ時間がかかると考える。
IPv6はIPv4とは考え方が異なるため、移行が完了した未来においては、企業におけるNWアーキテクチャも大幅に変わっているはずだ。 そこで採用されている技術や方法論がどのようなものとなっているのか、楽しみではある。